外気に当たることの大切さ

有史以前より人間は自然の中で暮らしていました。原始時代までさかのぼらなくても、ほんの数百年前までは舗装路なんてものはありませんでした。産業革命以降、過去とは比べ物にならない速さで進化してきた技術ですが、それでも昭和初期にはエアコンは殆どなかったでしょう。そうすると人間は本当に長い期間、夏は暑く冬は寒くて当たり前でしたし、仕事や家事などもほとんどが力仕事で、子どもたちもまた外で遊んでいました。人間も動物なので、自然と共に生活するのは当然のことと言えるでしょう。

ところが現代はどうでしょうか。仕事場や商業施設はもちろん、ほとんどの家庭に工アコ

ンがあることでしょう。オフィスワークの方などは僅かな通勤通学の時間を除けば、室温や湿度がコントロールされた室内で年聞を通して過ごしているのではないでしょうか。これは人間の体にとって快適な状態を維持しているのですから、健康にとっては願ってもないことのように感じるかもしれません。しかし、この状態が今では普通ですが、人工的に作り出された環境において生活することは、本来の人間の体の構造からすると想定されていない環境のように思えます。

特に夏場で一日中、冷房の効いた部屋で過ごすと、体の端が冷えていくでしょう。この冷えは血行を悪化させ、肩こりや頭痛、疲労感の原因になると思います。更に、室内と外の気温差が激しいときに、これらを行き来すると自律神経に異常が生じてしまうかもしれません。自律神経の異常は、食欲不振や便秘、下痢などを引き起こすことが知られています。とはいえ、猛暑、極寒の天候で空調を入れず我慢することが健康に良いこととは思えません。特に熱中症はとても危険です。気をつけていただきたいことは、1時間に一度は外に出て、外気に当たるよう心がけていただきたいのです。自然の風を浴び、体に自然を感じさせるだけで、免疫力の低下にも歯止めがかかるでしょう。夏場には冷え性の予防にもなると思います。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です