「痛くない」を探す

痛みを感じる原因として、「脳の誤作動が起きてしまう」というものはあります。これは例えば、腕を上げた時に酷い痛みを感じたとします。この時に痛みで腹を立てたとしましょう。すると、脳が痛みと腹を立てたことを連動して記憶してしまい、腹を立てた時に同時に痛みも起こるようになってしまうという誤作動です。これにより、例えば「腕を上げると肩が痛い」という状態が長引いた時、脳は「腕を上げると肩が痛む」と認識してしまいます。もちろん初めは本当に痛みがあったのでしょうが、もし治ってきた時にも痛みを増幅して感じてしまったり、ストレスにより自然治癒力が落ちてしまい、治るべきものの完治も遅くなってしまう場合があります。これを解消するには、悪い記憶を良い記憶で書き替える必要があります。

次項で詳しく述べますが、痛みが起こらない快適なポジション(ゼロ・ポジション)を探すこともひとつの対策になります。脳は簡単に誤作動を起こすということは分かったと思いますが、これを逆手に取るのです。例えば「肩が痛くてどうしても腕が上がらない」という状態があったとします。実際の痛みももちろんですが、恐らく「腕を上げたら余計に肩が痛むから」という脳が誤認識をしてる部分もあるでしょう。まず、肩を脱力させて力を抜いてください。そのまま色々な方向に腕を上げてみます。もちろん、無理のない範囲で上げてください。こうして様々な方向に持ち上げているうちに、痛みを感じないで上がる姿勢を見つけることができると思います。この時に、「腕を上げても痛みを感じなかった」ということを脳が自覚します。こうして痛みを感じない、ということを脳に覚えさせて、脳を再教育するのです。

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